サキコ理論をどう使うか。


http://www6.plala.or.jp/yamaski/sakiko/theory.htm


はっきりいって、ここを100回読むのがダイエットの王道でしょう。


さて、一番はじめにでてくる図には、疑問点があります。
それは、
「消化、吸収」と書かれた長い四角の適用範囲です。


エネルギーになりえる栄養素(四角の上)は、
糖質、脂肪、たんぱく質
ですが、もしこの四角が、右から左までつながっている、という意味ならば、
上記の3種の栄養素は、どれもすべて
グルコース、その他の糖類、脂肪酸、グリセロール、アミノ酸
に変換される、ということになります。


ちょっと考えればわかりますが、
糖類には窒素が含まれていませんので、
糖類に何も加えずに、分解と結合だけでアミノ酸をつくることは出来ません。


つまり、この四角は、栄養素別に、3つに分割されなければなりません。


これは、Diet7のページできちんと言及されていない大きなポイントにつながります。


さて、
サキコ理論の根幹は、
消費カロリー>摂取カロリー ならば、痩せる。
という非常にシンプルなものです。


さらに、摂取カロリーで足りない分を、脂肪から補わせる
というのがおおまかな方向性です。


このための考察については、おもにカロリーの消費に着目しています。


しかし、そこには、
必要なカロリーをどの栄養素で摂るか
という考察が不十分に感じます。


わたしの指摘を簡単にいってしまえば、
カロリー計算をしつつ、脂肪摂取量をゼロにしちゃえばいいんじゃないの?
ということです。


周辺のどこかの記載に、免疫維持のために一日36gだかの脂肪は
摂取しなければならないと書かれていた記憶がありますが、
そもそも肥満者には、脂肪がキロ単位で体内に蓄積しているわけですから、
そんなの摂取の必然性はないのではないでしょうか。


むしろ脂肪を一日36g確実に消費してくれるわけですから、
供給をカットすることは減量の大きな助けになるでしょう。


この点にひっかかってから、
Diet7の各コンテンツを見直してみると、
サキコ理論とデトロイドダイエットの有効性と内容に対する疑念はなくても、
その周辺の各種記載については、間違っていないにしても
怪しい内容が散見されている気がします。


たとえばマイクロダイエットに関する記述。
栄養素とカロリーの点では問題がない旨記載されていますが、
一方で、これを食事とすることに警鐘を鳴らしています。
この食事が習慣化すると、一般の食生活に戻れなくなったり、
固形物を食べるという欲求がいたずらに大きくなることを指摘しています。


しかし、痩せることを目的とした場合、
財力が許せばマイクロダイエットを一生食べ続けても、
本人の責任のもと、少なくとも肥満にはならないわけです。
しかも、食欲というのは血糖値で決まる旨はサキコ理論で解説されていますので、
血糖値センサーがならなければ、固形物が恋しいというのは
理性の範囲を超えません。


マイクロダイエットは、言ってしまえば合成食料です。
知らない化学物質や合成物質が含まれているかも知れませんし、
長期的にこれを食べつつけるとどうなるか、影響は予想が出来ません。
(合成食料の歴史が浅いから)
でも、食べて欲しくなければそのように書けば良いわけで、
(調べた限りでは問題がないけど歴史が浅いから今後何が起こるかわからん、と)
論点をすり替えたりでっち上げの不安を提示するのはクレバーとはいえません。


あ、マイクロダイエットが倒産したら、という懸念はあるかwwwww