教育のなんたるか


http://www.asahi.com/life/update/0817/TKY200708170048.html


子供の読解力が低下している、ということで、
それに対応するために教育内容を改善しましょう、ということですね。


ところが、
たとえば、かつて読解力に役立つ教育が行われていて、
それが何年か前から中止されたために、
子供の読解力が低下した、というわけではなさそうです。


つまり、教える内容が変わっていないのに、
子供の読解力が下がっている、という
よくわからない状況になっているわけです。


そう、
読解力が落ちた原因がわかってないようなのです。


それなのに、
読解力対策として、なにかやるらしいです。
効果あるんでしょうか。


そもそも「言語力」という、新語を定義しないと
現在の子供の状況を説明できない段階で、
子供よりお偉い方の表現力を心配したほうがいいような気がします。
いやウケは狙えると思うんですけど。(いい意味で)


ただし、文章を読んで理解する能力は、教える教科に限らず必要だ、
という指摘に対しては、私自身もそのとおりだと同意するところです。
基礎的な読解力がなければ、そもそもテストの問題を読めませんから。
このことは個人的には、小学生のころから気になっていました。


この意味では、あらゆる教科を教えるに先立って、
基礎的な国語の能力を身につけるべきだ、という論法が成り立ちます。
算数にしても社会にしても、問題が読めるようになってから来やがれ、ってことです。


ああそれなのにそれなのに、


>次期の学習指導要領では「言葉」を重視すべきだとして、国語や外国語に限らず、全教科で横断的に指導することを求めている。


うはwwww意味わかんないんですけどwwww


数学の問題を読める程度の言語能力を、数学の先生が教えないといけないらしいです。
読解力のある生徒のイライラする様子が目に浮かびます。
もしくはあれですかね、
問題文章を理解できない生徒がでたら、「教科付きの国語先生」が
「君ちょっと」とかいって教室から外に呼び出し、
別室で解説してくれたりするんでしょうか。
そうしないと授業なんて進まないですよねぇ。