アイ キャント フライ


※おことわり。
当然、ダイスの見た目に基づく脳内推論なので、
「ダイス1個の各面の出る確率は等しい」という前提での話です。
もしゲーム側が、上記と異なる出目の制御を行っていた場合、
下記の推論はゲームと一致しません。


カルドセプト リボルトのダイス考察その3です。
1回考察した後に、フライの仕様を誤認していたことが判明し、
下書きを見直しました...


さて、
一見加速呪文に見えるフライが大した加速にならないというのは
1回めで触れましたが、
きちんと調べると、さらにアブない部分が見えてきました。


論より計算。
前々回に訂正記事を書きましたが、フライ時の各出目の確率はこんな感じです。

ダイス合計 場合の数 確率
1 3 1.39%
2 6 2.78%
3 10 4.63%
4 15 6.94%
5 21 9.72%
6 25 11.57%
7 27 12.50%
8 27 12.50%
9 25 11.57%
10 21 9.72%
11 15 6.94%
12 11 5.09%
13 6 2.78%
14 3 1.39%
15 1 0.46%


で、
7と8が一番出やすいことはすぐわかりますが、
さらにその周囲もけっこう高い確率です。
6〜9の間の確率を合計すると、実に48%。半分です。
さらにその周囲、5〜10の間に広げると、67%にも達します。これは全体の2/3です。


これを、フライ無しと比較すると、こうなります。


出目 フライなし確率 フライあり確率
1 5.56% 1.39%
2 8.33% 2.78%
3 11.11% 4.63%
4 13.89% 6.94%
5 16.67% 9.72%
6 13.89% 11.57%
7 11.11% 12.50%
8 8.33% 12.50%
9 5.56% 11.57%
10 2.78% 9.72%
11 0.00% 6.94%
12 2.78% 5.09%
13 0.00% 2.78%
14 0.00% 1.39%
15 0.00% 0.46%


で、全体傾向とかを書こうと思いましたが、
ゲームしながらこの表を直接参照したほうが実戦的かと思います。


例えば6マス先と9マス先に対戦相手の高額土地がある場合は、
フライを使わないほうが安全であることがわかります。
各土地の支払金額を、上記の確率に掛ければ、
フライ使用時と非使用時の期待損失も計算して比較できます。


フライが対戦相手にも使えたら面白かったんですけどね。