東京ゲームショウ2007

(まったく同じ内容をmixiにも書いちまいました)


1番人気はレイトン教授でした(笑)


120分待ちってあんた。
しかもビジネスデイで。


レベルファイブのブース戦略は、
狙ってやったのなら大成功だと思います。
というのも、今年のゲームショウを見て思ったのは、
「ブース映えするゲームが実販に結びつきそうにない」
というものばかりだったから。


ブース映え、というのは、もちろん美麗で迫力のある
グラフィックのゲームです。
大画面でデモられるMGS4のムービーはひたすらキます。
リアル、というのは語弊があるかもしれませんが、
こう、感覚に伝わるというか。


でも、これPS3のゲーム。
本体国内販売は100万台強、ってところですから、
多分、ソフトは100万本売れないですよね。
(参考:http://www.famitsu.com/game/news/2007/07/18/103,1184741013,75426,0,0.html


ブースの投資回収、という点からすると、
PS3Xbox360のゲームをデモることは
あまりお勧めできないわけです。


かといって、DSやWiiのゲームは、
PS3の映像なんかとくらべればさすがにチープに見えます。


しかも、そこそこ売れそうなゲームほど、
大画面に映えなかったりするわけで。
脳トレ系とか大人のなんとか系とかWiiスポーツの2番煎じとか)


実際カプコンとかは大画面のブースではなく、
ゲームごとにブースを細かく区割りしてたりしました。


ですが、レベルファイブは細かく区割りできるほど
ゲームタイトルをたくさん持っているわけではありません。
会社としての知名度ドラクエやらのおかげで
ゲーマーにはある程度認知があるものの。


で、
今回彼らがやらかしたのは、
ブースは完全クローズドにした上で、


ゲームを無料配布
してました。
(120分待ちとか冗談じゃないのでちらと眺めるだけでしたが、おそらくカートリッジ配布かと)


おそらく、試遊するともらえる仕組みなのでしょう。


DSのゲームは、画面を見ただけではその良さを
インパクトとして伝えることは難しいです。
そこで、間近で見て実際にプレイしてもらうように
来場者を誘導する必要があります。


言い方は悪いですが、ソフト無料配布は、
そのための「エサ」といえます。


レベルファイブのブースは、
面積は大きかったためにCESAに払う出展料は
どのみち安くはなかったと思いますが、
(むしろ会社規模を考えると頑張ったほう?)
・大型のディスプレイや照明、装飾
・多くのコンパニオン
は見られなかったため、このあたりはコストが
浮いていると予想されます。
このコストを、ソフトに回したんじゃないすかね。


結果、レベルファイブブースの注目度は、


並んでいるお客さんの長蛇の列
によって演出されたわけです。


もちろん、レイトン教授シリーズの好評が
これだけの列を作り出したことは大きな要素だと思いますが、
それを演出に使いつつ、
プレイヤーへの還元と、ショウの問題点の解決も
やってしまった作戦は
狙ってやったなら、すげぇと思いました。