三国志大戦は1年でどうなったか。


セガサミーアミューズメント事業は、好調に推移しているとのこと。
それは3月の四半期決算報告でわかる。
ただし、その要因として挙げられているのは、
ムシキングラブ&ベリーなどであり、
三国志大戦」の言葉はわずかに1つしか出てこない。


残念ながら、ムシキングをプレイしたことはないのだが、
こいつのインカム率が時間あたりいくらかということ次第で、
三国志大戦の相対的な影響力がわかる。


三国志大戦は1プレイ300円だが、勝利しコンティニューするごとに100円ずつ値段が下がる。
最大3戦までいけるので、その場合は合計600円、1ゲーム平均200円まで下がる。


これで遊べる時間だが、ゲーム内容(勝敗はもとより、落城か時間切れ判定か)にもよるものの、
おおむね20〜30分が普通のようだ。
従って、1台のマシンが稼ぎ出す売上は、おおむね1500円前後といったところだろう。
幸いにして、アイドルタイムがほとんど存在しない人気のため、稼働時間x台数x1500が
おおよその売上となる。
通常の店の場合、4サテで12時間稼動となり、一日のインカムは72,000円となる。
1ヶ月30日で、2,160,000円。
えらいもんだ。
実際には電気代とカード代が運用費用として最低限かかるので、利益は減っていく。


さて、三国志大戦は確かに高効率でインカムをたたき出すのだが、
セガにとっては、設置台数をむやみに増やしづらい問題がある。
1つは設置場所。1つは筐体セットの規模の大きさ(つまり価格)。
さらに1つはネットワーク回線。さらにさらに1つはサーバ設備。


おそらく、ムシキングはこれらの問題と補完関係にある。


とにかくムシキングはどこにでもおいてある。
本屋の店先とか百貨店の屋上とかでも。
プレイ時間がわからないのだが、とにかく1プレイ100円なので、
1台のマシンが稼ぐ単位時間当たりのインカムは三国志大戦に劣る可能性がある。
稼働率も100%近いお化けゲームではない。


果たして、セガの決算への影響は、その総額で計算される。


となると、いかにムシキングラブベリの設置台数が多いか、ということか。
どこかに台数データないすかね。


さすがにムシキングはもう息切れだと思うが、
ラブベリはまだいけそうですしね。