なでしこジャパン決勝

すいませんそれまでの試合は見ていません。
試合も生では見ていません。
気まぐれでtorneの予約に入れたのを後で見ただけです。
(その週にF1がなかったもんで)


さて、
日本が強いようにはなかなか見えない、というのが感想です。
これは男子の試合でも同じような印象を持つのですが。


日本が優れているように見えたのは、
ボールを持ったときのキープ力かなぁ。
それでもアメリカが4人くらいで潰しに来ると、さすがにどうしようもないんですが。


あと、小さいパスを細かく回すのが日本は好きですが、
あれ、前にドンピシャでパスが出なければ、怖くないですよね。
もともとアメリカは速力があるので、
ボールの追いかけあいになったら勝てるし。


うわ、これやられたら負ける、といったような
恐ろしさのようなものが感じられないです。


逆に、アメリカの選手は、
走りあいになったら勝てない、とか、
浮かせたセンタリングがコースに来たら勝てない、とか
そういうのがあるうえに、
それがわかっていてアメリカにセンタリングを上げさせちゃうもんだから
余計に横綱相撲に見えるんですよね。


ただ、それが逆転したのが、
最後のPKでした。
宮間の、ものすごくふてぶてしい態度は、
「実はここまでの展開は、日本にしてやられたんじゃないのか?」との
印象をアメリカに与えていたのではないかと思います。


自分たちが疲れたところに点を取られたのも、キーパーのソロが負傷したのも、
全部、このPK勝負に持ち込むための策略なんじゃないか?
確かにPKになれば、選手の身長差も速力も関係ない。
ここに来るためなら、選手がひとり欠場しても、確かに関係ない。
(直前に岩清水がレッドカード退場になっている)


実際、ワンバック以外のアメリカのPKは、
すごく良いキックではありませんでした。
いや、1本目は「悪くはない」のでしたが、好セーブに阻まれました。


逆に、日本は身長のあるソロ相手に、浮かせたボールに利点がないと
「普通は考えるでしょうね」
実際、1〜3本目は、すべてグラウンドを狙ってきました。
だからこそ4本目の熊谷の左上へのシュートが生きたといえるでしょう。