Carnival Buffet


http://www.buffet.jp/carnival/index.html


なんとあのすかいらーくグループの食い放題の店。
ランチ1,280円、ディナー1,480円。ソフトドリンク飲み放題含む。
価格的には松坂屋並か。


ではなんの食い放題かというと、
え〜と...
しいて言えば、軽食とデザートだけの食い放題。


サラダ、パスタ、ピザ、揚げ物、カレー、ラーメン、ごはん、味噌汁とスープ、デザート。
デザートは種類が多め。
ま、特徴がないといえばない。
「○○の食い放題」の「○○」に適当な言葉が入らない。


普通なら、いまいち、で済ませて終わらせるところだが、
恐ろしいのは、すかいらーくグループがこれを展開することの意味。


以前から主張していることだが、
この類の食い放題をもっとも利用するのは、子供連れである。
ここなら、子供は食べたいものを食べたいだけ食べられるし、
食べたくないものを食べる必要がない。


こういった店を利用することのメリット:
その1:
自分とおなじように子供を持つ近所の奥さんと、お互い子供連れで外食。
相手の奥さんの子供の好き嫌いはわからないし、いちいち聞くのも面倒だ。
増してや、その子供の食べられないもののある店に入ってしまったら、
ぐずってしまって歓談どころではなくなる。
ここなら、子供はうれしさに騒ぎこそすれ、泣き喚くことはない。
その2:
旦那のお母さんが、食事をご馳走してくれるという。ただ、店は選んで欲しいと。
あまり高い店も困るし、お母さんは孫の喜ぶ顔と感謝が見たいのだから、
安くて、子供がぐずらない店がいい。
さらに、お母さん自身も食べられるものがないと困る。
和食の置いていない店や、油ものしか置いていないイタリアン系や焼肉は避けないと。


実際、この店も、
これでもかというくらい子供がいた。
子ども自身は元気だ。騒ぎ立てながらカキ氷機の前に群がっている。
暴れたり食べ物を投げたりしているわけでなく、
しつけは悪くないように見える。
ひととぶつかりそうになったら「すみません」のひとこともいえる子もいた。


だがしかし、
彼らは好きなものを好きなだけ食べるのだろう。
それでうれしそうにするだろう。
親や祖父母、知人はそれをこそ欲しているからだ。


そして偏食しまくりな成長をするだろう。
別に食べられなくて困る世の中ではないし、
足りない栄養はサプリメントで補えばいい。


すかいらーくは、全国規模でそのような子供を生産しようとしているのだ。
マクドナルド同様、消費者の食育には非関与をつらぬくつもりだろうか。


まさか、正しい献立の選び方を
親以外が教えなければならない世の中がくるとはね。
今の親、じじばば、大人どもは、
子供に嫌われるのがいやだからそんなことしないよ。